
一昨年の販売開始以来、何度かテレビや新聞などで取り上げられ、
ずっと気になっていたマンションが先日入居開始となりましたので、
早速見学に行ってまいりました。
京王線芦花公園駅から徒歩6分、
千歳烏山駅から徒歩8分の『グローリオ蘆花公園』です。
気になっていたポイントは、
このマンションのメインキーワード“ゲーティッドタウン”がどんなものか、
というものでした。
“ゲーティッド”は英語で「Gated」と書きます。
マンションの敷地全体をフェンスで囲み、
2箇所に設けられた“Gate”(門)によって
プライバシーとコミュニティを護るというものです。
敷地外部から住戸内まで4重のセキュリティガードを通過せねばならず、
防犯面での安心、安全性を高めています。
(上の写真はメインエントランスの“ゲート”)
それを警備サービスの国内トップ企業であるセコムのグループ会社
セコムホームライフと平和不動産が事業主となって提供するマンションとあっては
かなりの期待がもてます。
一方で、私個人的には“ゲーティッド”という言葉から受ける第一印象は、
「内部を護る」というよりは「外部を排除する」というイメージの方が大きかったため
まるで城壁に囲まれた近寄りがたい、あるいは要塞のような秘密めいた建物ではないか
と想像していたわけです。
ところが、敷地を取り囲むフェンスは上の写真のようなものです。
他のマンションでもよく見かけるような光景であり、
そんな仰々しいものでは決してありません。
ただ、フェンスの上には電線状の『フェンスセンサー』があり、
これでフェンスをよじ登っての侵入を感知するとか。
それ以外にも玄関及び窓からの侵入を感知する『防犯センサー』や
窓ガラスを破壊しての侵入を感知する『SECOMあんしんガラス』
レンジフード上部に設置されたキッチン専用消火器『トマホークジェットα』など、
さすがセコムのマンションだとうなずく内容ばかりでした。
しかし、せっかく“ゲーティッド”により敷地内の安心、安全を謳っているのに、
敷地内に子どもが遊んだり、居住者が散歩できるような空間がなく、
敷地のど真ん中を居住者専用とはいえ車道が通っているのはなんとも残念です。
しかも、防犯面での安心、安全は強化されていますが、
防災面は少なからず不安を感じてしまいます。
なぜなら、このマンションの敷地は
世田谷区が公表している「浸水ハザードマップ」によると、最悪の場合には
最大2mまで浸水する可能性がある地域に位置しているからです。
地下には大規模な雨水貯留槽を設けるなど対策は講じており、
技術的に問題はないのかもしれませんが、
えてして自然災害は人の想像、想定を超えるものであり、
駐車場の全てが地下にあり、しかも機械式であることなどを考えると、
防犯設備面でのセキュリティの高さとはややちぐはぐな感が否めませんでした。
ただ“ゲーティッドタウン”というコンセプトは、やはり今後も要注目だと思います。
セキュリティ分野の先駆者たるセコムには引き続き人々に安心や安全を与える
街づくり、マンションづくりに励んでいただくよう期待します。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子