
都心南西部に連なる『住んでみたい街』の上位ランキングの街をご紹介する
このシリーズも今回の「青山」が最後です。
ただこの「青山」、そういう駅名も住所名もないのです。
東京メトロ銀座線・半蔵門線の「青山一丁目」駅がありますが、
正確にはこの駅は、北青山一丁目と南青山一丁目にまたがるように位置しており、
その北青山は一丁目から三丁目、南青山は一丁目から七丁目まであり、
その両方を合わせると、かなりの面積になります。
それでは『住んでみたい街』のアンケートで「青山」と答えた方は
具体的にはどこをイメージしていたのでしょう?
「青山」といえば・・・私は「青山霊園」と「青山ベルコモンズ」が思い浮かびます。
「青山霊園」は、地名のイメージからなんとなく
背の低い墓石が並ぶ外国人墓地のような様子が想像されますが、
一部を除いて、結構昔ながらの日本の墓地そのものです。
ただ霊園の中心にある桜並木(上の写真)は実に美しく、
毎年開花時期には多くの人が花見に訪れます。
普通は墓地に近かったり、窓の外に墓地が見えることを嫌がる人が多いのですが、
「青山霊園」の場合はほとんど嫌悪要因にはなっていないように思います。
「青山霊園」は都心にポッカリ開いた空間。おかげで眺望が開け、
六本木ヒルズや東京ミッドタウン、東京タワーなどが眺められますから。
そして「青山ベルコモンズ」(上の写真)。
今でこそおしゃれなファッションビルはあちこちにあり、
ここだけが流行の発信地というわけではありませんが、
私がスポーツウェアメーカーながらアパレル業界で働いていた頃は、
ここは紛れもなく“大人のファッションの聖地”という存在でした。
よって、私にとって「青山」はとてもおしゃれな街という印象ですが、
多くの方にとってもそうなのではないかと思います。
青山通り沿い、表参道駅周辺、骨董通り沿いなどは高級ブティックが軒を連ねますが、
「青山」のどこに行ってもだいたい個性的かつおしゃれなショップが点在しています。
自由が丘や中目黒、代官山など、これまでいくつものおしゃれな街を見てきましたが、
青山はそれらの街より、ちょっと大人向けでちょっと格上な感じがしました。
まっ、いずれにしても今の私にはかなり不釣合いな場所です。
道行く人のファッションや店先のウィンドーの中ではなく、
建物や街並みにのみ興味と関心が向くのですから・・・。
ちなみに、「青山」の街のほぼど真ん中となる場所で、
酒井法子被告が覚せい剤を所持・使用していたという自宅マンションを見つけました。
物件名は知っていましたが、事前に場所を調べていたわけではありません。
何度かテレビで見ていた外観で、すぐにそれとわかりました。
「青山」に住んでみたいという人にとっては、魅力的な物件のひとつだと思います。
それだけに、こんな事件の舞台となって、
このマンションが哀れに思えてなりませんでした。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子