
今回は恵比寿の東隣の街、広尾をご紹介します。
恵比寿駅を出て東へ2分ほど歩き、渋谷川を渡りゆるやかな坂を上り始めると
既にそこは渋谷区広尾です。
この住居表示でいうところの「広尾」は渋谷区の東南部にあり、
日比谷線の「広尾駅」はこの渋谷区広尾の東端に位置し、駅の東側は港区です。
住居表示でいうところの「広尾」は静かな住宅街です。
「広尾」という地名は1丁目から5丁目までありますが、
2丁目から3丁目にかけて南北に走る谷があり、谷底の低地には比較的庶民的な家が、
そして2丁目を中心に、丘の上は高級住宅街となっています。
さらに広尾で忘れてはならないのが、『広尾ガーデンヒルズ』(上の写真)です。
この物件はトップクラスの分譲マンションとして名高く、
高級マンションのシンボル的存在といっても過言ではありません。
というのも、最も新しい建物でも築23年を超えており、
それでもなお3LDK以上の間取りについては未だに1億円を超える価格で
取引されている、いわゆる“ヴィンテージマンション”だからです。
しかし今年、この物件の北西側に『広尾ガーデンフォレスト』(下の写真)が竣工し、
それと比べると、やはり『広尾ガーデンヒルズ』は「歳をとったな~」と感じました。
敷地内の樹木も見事に成長しており、低層階は日当たりや採光も阻害されるほど。
よっぽど『ガーデンヒルズ』の方が“フォレスト”という感じでした。
そして外苑西通りを渡り、反対側の港区麻布界隈へも足を延ばしてみました。
まず、なんといっても緑豊かな『有栖川宮記念公園』(下の写真)、
そしてその公園内にある『都立中央図書館』、公園の東にある運動場などは、
本当に贅沢な立地です。
周辺には大使館も多く、これぞ日本が誇る住宅街なのでしょう。
都心にあって緑豊かで、のんびりしており、商店街や商業施設も充実、
さぞかし住みやすいことだろうと、ここに住んでいる人が本当に羨ましいと思う反面、
例によってものすごい居心地の悪さを感じてしまいました。
外国人が多いせいでしょうか?
それとも、あきらかに住人とは思えない観光客(?)のような人の多さでしょうか?
道行く人々のどことなくファッショナブルな雰囲気のせいでしょうか?
・・・あくまでも個人的な感想ですが、
この街、なんだかとっても“よそよそしい”のです。
たぶん、大成功してお金持ちになったとしても、この街には住まないだろう、
そう感じるほど気後れしてしまった高級住宅街の広尾でした。
そして、安っぽい芳香剤を思い起こし、大嫌いだった金木犀の香りが、
ここでは高貴な香りに感じるほど異次元的な高級住宅街の広尾でした。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子