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要注意な購入検討者⑧無知に甘んじている人

“要注意な購入検討者”シリーズの最後は「無知に甘んじている人」です。

不動産の見極め、住宅ローンの選定、購入住宅の理解など
不動産売買の現場は難しく面倒なことだらけです。
しかも一生のうちに不動産売買を何度も経験する人は少なく、
特に現在マイホームを購入しようとしている人の多くは、不動産売買については「初心者」です。
よって何か問題があった時、もしくは購入の失敗を認めざるを得ない時、
決まってこういいます。「よくわかっていなかった」と。
そしてその変化形として「説明がなかった」とか「デメリットについて知らされていなかった」と
言い訳しますが、では「それなら仕方がなかった」と誰かが救ってくれるのでしょうか?
皆さんもご存知のとおり、答えは「NO」です。

マイホームを購入した後になって「知らなかった」や「説明がなかった」は通用しません。
たとえ素人であってもきちんと理解し、必要なら説明を求めて購入しなければなりません。
ところが驚くことに重要事項説明の際に寝入ってしまう購入者や、
また、なぜよくわかっていないのに契約したのか尋ねると、「どうせよくわからないから。」と
当たり前のように答える方が少なくありません。

数千万円にも及ぶ買物、失敗しても簡単にはやり直しがきかない不動産売買、
果たしてこれでよいのでしょうか?
例えば自動車購入、運転操作の仕方がわからないのに買いますか?
例えばビジネススーツ、サイズがわからないのに買いますか?
不動産よりうんと安く、もしくは取替えがきくものを購入する時には
その価値を吟味し、内容を確認するのに、
なぜ最も高い買物で、かつ取替えがなかなかしづらい不動産購入は何もわからずに買ってしまうのか、
本当に不思議です。
不動産はわかりにくい部分にこそ、その本来の価値を示しているのですから。

たとえ親切な営業担当者からリスクやデメリットの説明が無くとも、
重要事項説明書をよく読み、読み方がわからない言葉や意味がわからない言葉は全て
確認すべきです。
またできるだけ想像力を働かせて、例えば隣地に空地があったら将来の建築計画の可能性について、
例えば思い描いているライフスタイルがあるならその実現性について、
例えば設備や施設の利用方法がわからなければそれについて、
率直に一つ一つ疑問を解決すべきです。

ただ、何がわからないのかわからないという場合や、時間がなく深く追求できない場合もあるでしょう。
その際にはぜひ第三者のプロにご相談いただきたいと存じます。
何度も述べますが、不動産売買の失敗に比べたら数万円の相談料など微々たるものです。

以上、これまで8週にわたり述べてきました“要注意な購入検討者”シリーズは今回で最終回です。
このシリーズで取り上げた内容に合致するか方全てに問題があるとは申し上げませんが、
少なくともよく注意し、振り返って考え直す必要があるという事例について取り上げましたので、
心あたりのある方は、はやる気持ちを抑えて、今一度冷静に考えてみていただきたいと存じます。
そしてよくわからない場合や反論がある場合にはお気軽にご相談ください。
皆様のご相談、お問い合わせ、お待ちしております。
なお、匿名でのご相談、お問い合わせには応じておりませんので、予めご了承ください。

日時: 2009年04月14日 00:26

Life & Home Solusion 代表 西澤 京子Life & Home Solusion 代表 西澤 京子
CFP® 認定者 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ・ 宅地建物取引主任者 住宅ローンアドバイザー
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