
相変わらずマンション市況は低迷していますが、購入検討者は依然として数多く存在し、
また以前にも増して購入意欲が増しているように感じます。
価格上昇や不動産会社の倒産など、購入に踏み切りづらい状況が続いていますので、
結果“様子見ムード”が蔓延してはいるのですが、
それでも状況の好転を待ちに待っているような雰囲気を感じます。
また、“様子見ムード”の中にあっても、
その購入意欲がやや過剰に思えるケースが多々見受けられます。
そこで今回はそのやや過熱気味の購入意欲に少々水を差してみようかと思います。
こんなにひどい不動産不況なのに、購入意欲に水を差すなど、
なんてことをするのかと不動産会社からはクレームがきそうですが、
購入者にとっては熱くなりすぎての“衝動買い”は最も危険ですから。
さて、これまで私は「住宅は誰でも購入できるわけではない」という主旨のことを
様々なタイミングで述べてきました。
私のところに相談に来られる方のみならず、世の中の住宅購入検討者は
住宅ローンさえ貸してもらえれば誰でも住宅を買うことができると思っているようです。
しかも、最近では苦戦を強いられているマンションが増えているため、
モデルルーム等販売の現場では、異常に低い変動金利をエサに、
多額の借入と身の丈を超えた購入を強く勧める傾向が強まっています。
そのため、最近では「住宅は誰でも購入できるわけではない!」と言ったところで
「中にはローンが組めない人がいるからね・・・」とか「収入が低いからよ・・・」とまるでひとごとで
何の警告にもならなくなってきました。
よって、これからはあえて「住宅を買ってもよい人は限られる!」と言いたいと思います。
つまり住宅を買ってもよい人とは、数々の条件をクリアした選ばれた人なのです。
住宅ローンの事前審査で承認が得られれば、確かに購入自体は可能かもしれません。
また、相当の収入さえあればマイホームを持つ事は当たり前、
もしくは容易いと思われるかもしれません。
しかし、住宅購入はそんなに甘いものではありません。
もっとシビアに考えましょう。もっと事前に準備しましょう。そしてもっと冷静に自己分析しましょう。
と言ってみてもピンとこないことでしょう。
というのも世の中には住宅を売る側の情報、
つまりマイホーム購入のメリットや成功例ばかりが溢れていて、
なかなか住宅購入の失敗例に触れることはないからです。
そこで次回からシリーズで、住宅購入の失敗事例をもとに、
住宅購入検討にあたっての「要注意人物例」をご紹介します。
「耳が痛い」と言う方が少なくないとは存じますが、
誰か1人くらいはリスク喚起する人がいてもよいはずです。と、いうことで乞うご期待!です。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子