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マンション売買の受難

「購入後の生活まで考えたアドバイスを!」
「現物を見ることなく契約しなければならない検討者に的確な情報提供を!」

これを目指して独立、開業して2年弱。
しかしこの間に業界には大きな“変化”が到来しています。
住宅金融公庫が住宅金融支援機構にかわり、
『申込時金利適用』の新規融資が一部を残してなくりました。
物件価格は昨年を中心に上昇、
今や首都圏では標準的なファミリータイプでも4,500万円~5,000万円の予算が必要です。
金利も軒並み上昇、超長期固定金利で3%前後、
10年固定金利は優遇金利適用でも2%台の後半に突入しました。
にもかかわらず、“景気拡大”といわれつつも一向に上がらない賃金。
そして食品や原油を中心とした物価上昇・・・

その結果、供給は減っているのに、在庫は大幅に増え、値引きしても売れないマンション。
値引きされても購入に踏み切れない検討者、さらに契約後も不安が絶えない購入者。

開業当初は、マンション購入について「相談料を払って第三者に相談する」などという価値観を
なかなか受け入れがたかったためか、
相談に来られる方は金銭的に余裕のある方が多く、私は背中を押すだけでよかったのです。
しかし、最近の相談者はいろんな意味で“ギリギリ”の方が多く、
アドバイスするのに、頭を悩ます状況が多々あります。

例えば今日初めてモデルルームを訪問したのに、明日の契約を迫られるとか、
現状の金利でローンの支払いがギリギリなのに、引渡しまで2年もある物件の契約が迫っているとか。

よって最近では相談者と共に販売の現場に出向くと、売り手はつくり笑顔の下で鬼の形相です。
そして相談者はそれに怯える赤子のようです。
こういう売り手にとっても買い手にとっても受難の時代だからこそ、
もっと「丁寧な販売」と「慎重な検討」が求められているのだと思います。
専門家の私でも判断に迷うような条件交渉は、お互いに避けるべきでしょう。

先々週くらいからくどいように書いてきましたが、
購入検討者はくれぐれも強い力に無理やり押し流されないよう、踏ん張ってください。
そしてこういう時こそ、“第三者のアドバイザー”をフル活用してください。

本日、7月の住宅ローン金利が公表され、20年以内の金利の上昇を見て、
“受難の時代”を切り抜ける覚悟を胸に、背筋の伸びる思いがするのでした。


日時: 2008年07月01日 02:16

Life & Home Solusion 代表 西澤 京子Life & Home Solusion 代表 西澤 京子
CFP® 認定者 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ・ 宅地建物取引主任者 住宅ローンアドバイザー
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