Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。春分が過ぎ、桜も咲いて日に日に暖かくなってきました。
時々逆戻りの天気もありますし、まだ杉花粉のみならずヒノキの花粉までもが飛んでいるのですが、
これからどんどん陽がのびて、気持ちのよい季節になっていきます。楽しみです。
住宅選びでよく出てくるキーワードに“日当たり”があります。
そして誰もが日当たりの良い物件を求めます。
しかしこれが結構“くせもの”で、特に実物を見ないで契約をしなくてはならない新築マンションでは
慎重に検討しなくてはならない最重要項目です。
まず、一言で“日当たりが良い”といっても人によってイメージが若干異なります。
「バルコニーで洗濯物や布団を干し、直射日光を当てたい!」
「いやいやそれだけでなくリビングにも日光が差し込むような物件でないと・・・」
「昼間は電気をつけなくてもよいくらいの明るさがあれば充分。」
「真っ暗でなければいいのだけど・・・」
「とにかく一日中日が当たる物件でなければ問題外!」などなど・・・
“日当たりが良い”物件の詳しいイメージを語ってもらうと意外にも様々な答えが返ってきます。
そしてこれらの回答例ではそれぞれ選ぶ住戸が異なる可能性が高いのです。
一概に“南向き”で、
バルコニー前に高い建物等日光を遮るものがない物件なら何でもよいというわけではないのです。

上の写真を見てください。向かって左側の建物は南向きで“順梁工法”、
右側の建物は西向きで“逆梁工法”となっています。
2月下旬のお昼過ぎですので、どちらの建物も外壁には日が当たっています。
しかし、右側の建物はバルコニーの奥は暗く、写真ではかなり黒く写っています。
“逆梁工法”ではバルコニーの外側に建物の柱と梁があるため、それが日光を遮っています。
また、“順梁”でもそうなのですが、上階のバルコニーが“ひさし(庇)”となって、影を作っています。
つまりバルコニーの奥行が長いということはそれだけ影を大きくするということになります。
ところが売る側からすると、ハイサッシが採用できる“逆梁”や奥行の深いバルコニーは
大きなセールスポイントとなります。
「ハイサッシにより室内は明るく、また広いバルコニーは利用価値が高まる」と言って勧めるわけです。
もちろん、これは全くの偽りではないため、否定はできません。
しかし、自分が求める“日当たり”の度合いを考えた時に、
その物件が本当にそのニーズを満たしてくれるのか、慎重に検討しなくてはならないのです。
実際、最近の物件はバルコニーの奥行がどんどん長くなる傾向にあり、4mもある物件もあることから
今後新築マンションの南向きで、住戸の内部まで日光の入る物件は難しいかもしれません。
また思っているより日当たりや明るさは期待できないと思って購入した方がよいかもしれません。
これを見極めるには、やはり複数の完成物件を見ることです。
内覧できればベストですが、内覧しなければ全くわからないというわけではありませんので、
外からでもいろいろ見てみるとよいでしょう。
何時にどこにどれだけ日が当たっているか、バルコニーや柱の影の影響は?
そして何といっても確認した時期がどのタイミングかが重要です。
太陽の位置が最も高い“夏至”なのか、最も低い“冬至”なのか、はたまた“春秋分”なのか?
そして南向きなのか、西向きなのか、東向きなのか?
次回はこの点についての検討方法をご紹介します。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子