Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。実は4月上旬に足を骨折し、全治6週間と診断され、松葉杖生活を送っておりました。
先日やっと松葉杖とギブスから解放され、普通に歩けるようになったわけですが、
現地調査が欠かせない「不動産アドバイザー」として、それはそれは不自由な6週間でした。
しかし一方で貴重な経験でもありました。
身体が不自由な身になってみて、はじめて気がついた人のやさしさ、
そして社会的弱者に対していかに東京は厳しいかを・・・
人間の適応力はたいしたものだと思うのは、最初は不自由極まりなかった松葉杖も、
3日もすれば慣れて、無謀にも電車に乗って現地調査に出かけられるようになったことです。
そんな中、身近で一番「厳しい」と感じたのは、JR御茶ノ水駅です。
私のオフィスの最寄り駅であるJR御茶ノ水駅は、改札とホームをつなぐ階段が狭くて傾斜がきつく、
しかもエレベーターはもとよりエスカレーターすらありません。
はらはらしながら階段をおりても、ホームもまた幅が狭く、
その割に中央線と総武線の乗り換え客でごった返し、そこでもはらはら・・・
誰かにちょっとぶつかっただけも、安定感を欠く負傷者には一大事なわけで。
御茶ノ水駅は1日20万人が乗降し、周辺に大学病院等大規模な病院が複数あるにも関わらず、
駅の構造は、とても高齢者や身体の不自由な方が通院できる状況ではありません。
人によっては前日から近くに宿泊したり、一駅前で降りてタクシーを利用し通院するとか。
そこで、大学病院の医師たちがバリアフリー化を求める署名活動を行い、
数千件の署名をJRに提出したとのことでしたが、いまだにまったく手付かずです。
神田川とその護岸の土留めの壁にはさまれた立地条件が、工事を難しくしているようで、
JR側としては、2010年までには対応する予定のようですが、1日も早く実現してほしいものです。
それに対して最近開通したつくばエクスプレスのバリアフリー化はさすがです。
どの駅もエスカレーターとエレベーターが完備され、階段や改札も広く、
高齢者にも病人にも負傷者にもやさしい駅です。
またこの沿線のほとんどの駅前が再開発等で整備されており、ロータリーは広々としています。
歩道も階段も幅が広く、また段差も少なく、とても歩きやすいです。
高齢化が進むこれからの日本では、やはりこうした街づくりが望まれると痛感しました。
ちなみに松葉杖で電車に乗り込むと、席を譲ってくれたのは、きまって中高齢の女性でした。
逆にまったく見向きもされなかったのは、平日の夜の丸の内線。
酔っ払いと残業疲れの乗客が多いせいか、座席で熟睡か携帯メールに夢中で、迷惑顔かしらんぷり。
わずか10分程度の乗車でしたが、片足で立ちっぱなし、本当に辛かったです。
やはり人の痛みがわかり、また自分に余裕がないとやさしくなれないのだと、これもまた痛感しました。
今後はより一層のやさしい駅とやさしい街づくりを期待し、
また私は心に余裕を持ち、やさしい気持ちを持ち続けるよう努力したいと思います。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子