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住宅と保険

人生における大きな買物の代表格が住宅と保険です。
しかし、保険についてはあまり大きな買物の認識がないようです。
住宅に関してはその価格が一目でわかるのですが、
保険については、月々の保険料のイメージしかないのでしょうか?
数千万円の保障を買ったとしても、それが必ず支払われるとは限らなかったり、
いつ支払われるか確定していなかったりするからかもしれません。

そんな保険について、とある生命保険会社のテレビCMが気になります。
「あなたのご予算お知らせください。」「予算の範囲内で提案いたします。」
保険って予算ありきで選ぶものではないのでは・・・という違和感です。

こと住宅においては予算ありきだと強く主張してきました。
どんなに気に入った住宅でも、高い買物だけに予算オーバーでは家計が破綻しかねません。
何をおいてもまずは無理のない資金計画から予算を出し、
その範囲内で物件を選択すべきだと思います。

しかし保険は予算ではなく、「必要な保障は何か」を考えて選ぶものだと思います。
もちろん、予算は全く関係ないわけではありませんが、
「月々いくらまで保険に支払ってもよいか」という発想で保険を選ぶから
昨今話題になっているように、
契約者が全く把握していない『特約』において『不払い』が発生するのではないかと思います。
つまり予算の範囲内で、不要な保障も買ってしまっているというわけです。

そして住宅と保険のもう一つの大きな違いは、
住宅が必要不可欠なものであるのに対して、保険は必要不可欠ではないということです。
自動車保険や火災保険等はある部分は必要ではありますが、
概ね保険は価値観によってその必要度が異なります。
あらゆるリスクに対して保険で備えることに安心感を抱く人がいる一方で、
リスクに対して無防備で、「なんとかなるさ」と思う人もいます。
また、何事にも貯蓄で対応しようとする人もいます。

私はできるだけリスクに対して貯蓄で備えたいと思っています。
それは私が必要としている保障がそれほど大きくないからです。
また、保険に加入する安心感より、元が取れないかもしれない保険料が無駄と考えてしまうからです。

住宅は予算、保険は必要性で選びましょう。
社会保険も保険の一種です。
既に加入している社会保険の内容をよく把握し、
何が自分にとって不足か、また何が不安か考えましょう。
くれぐれも「少ない保険料で大きな保障」などという言葉に惑わされないように。
その言葉の意味するものは「支払われる可能性の少ない大きな保障」なのですから。

日時: 2007年05月21日 23:40

Life & Home Solusion 代表 西澤 京子Life & Home Solusion 代表 西澤 京子
CFP® 認定者 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ・ 宅地建物取引主任者 住宅ローンアドバイザー
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