Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。関東圏の「住みたい街」のアンケートはいくつかの媒体を通して行われておりますが、
どのデータを見ても「住みたい街」はほとんど東京都にあり、他は横浜や鎌倉くらい。
埼玉県の街にいたっては全くのランク外です。
そんな中で千葉県の新浦安が最近では上位ランクに上がることが多くなってきました。
その理由を探すべく、今回新浦安の街を訪れてみました。
新浦安は浦安市の海寄りの埋立地に位置します。
埋立地に街を造ることは、白い画用紙に自由に絵を描くようなものです。
予想通りに街は整然としていて、美しく、とても機能的な印象です。
JR京葉線の新浦安駅から海に向かって真っ直ぐに伸びるシンボルロードは、
片側3車線の広い道路ですが、それ以上に驚くのは中央分離帯の豊富な植栽と
車道よりも広いのではないかと思うほどの歩道です。
歩道には真ん中に人口の川が流れれていたり、いたる所にベンチがあったりとまるで公園のようです。
これならヨチヨチ歩きのお子様を連れていても、散歩がてらにお買物が安心してできます。
しかも街全体がフラットで、ほとんどの道路に歩道があり、公園も所々にあって緑も豊富です。
東京湾を一望できる公園まであります。
お買物も駅前のダイエーを中心としたショッピングセンターやイトーヨーカドー、
その他ケーズデンキやケーヨーデイツー、ベビーザらス等が揃い、とても便利です。
そしてインターナショナルなリゾートホテルまでもが数軒あり、街の印象に大きな影響を与えています。
さらにお隣には東京ディズニーランドがあり、高層階の住宅からは花火も間近に見られる立地です。
こうしてみると本当に住みやすそうな街です。
これぞあこがれの「住みたい街」・・・しかし、理解はできても共感はできない、私はそう思います。
私が訪れたのは平日の午後でした。
駅前のショッピングセンターや近くにある明海大学のキャンパスに差し掛かるまでは車も人通りもあり、
それなりに賑わっているように感じていました。
しかし、大学を横目に海に向かうに従って急激に不安になりました。
確かにシンボルロードの先は海で行き止まり、それほどの人ごみがあるとは思えませんが、
それにしてもなんと寂しい街でしょう・・・・。
シンボルロードを海に向かうと三井不動産が分譲したマンションがあり、その先はリゾートホテルです。
マンションの一部には医療モールがあり、いくつかのクリニックが入居しているのですが、
半分ほどは空区画となっており、たまたまかもしれませんが、患者さんの数も多くはありませんでした。
しかもいくら行き止まりとはいえ、そこにあるのはリゾートホテルです。
多少の車や人通りがあっても不思議ではありません。
それなのに、車も人もほとんどいないのです。
下の写真はそのマンションの前です。左側には医療モールがあるのですが人通りはこのとおりです。
不安になって住宅・都市整備公団(現:都市再生機構)が開発した
「マリナイースト21」地区にも行って見ました。しかし以下の写真の通りやはり車も人も少ないのです。
小学校に行ってみると多少の児童が校庭で遊んでいて少しホッとしました。
ところが、駅に向かうバス停でバスを待っていると、
さっきまで校庭で遊んでいた小学生たちがぞくぞくと現れ、私の横に並んでいきます。
そして彼らはバスに乗り込み、駅前の学習塾へと向かっていきました。
新浦安はJR京葉線で東京駅まで最短で約16分。
その利便性のせいか、街並みが整然としていて人気があるせいか、
埋立地の割りには不動産価格が高い街です。
しかし、街のあちこちに空地が残り、開発が予定通りには進んでいないことも事実です。
そのせいかどうか、街には多くの住宅が立ち並んでいるのに、車も人通りも少なく、
海風だけが道を通り抜ける、そんな寂しい街でした。
もしかしたら都心に働きに出ているこの住宅の主たちは、
週末になると街を賑わせているかもしれません。
公園で子供たちの笑い声が聞こえ、買出しに人が集まり、自転車や車が行き交う、
週末にはそんな人の営みを感じる街であることを期待しつつこの街をあとにしました。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子