Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。春は異動のシーズンです。
特に3月は年度末。多くの企業が決算期を迎え、学校も学年末、卒業のシーズンとなります。
学校が変わり、職場が変わり、勤務地が変わるなどの人の異動のほか、
決算期を迎える不動産会社や建設会社の都合もあって、
3月は新築分譲マンションの引渡しがピークとなります。
それに伴って、今はまさに内覧会のピークとなっております。
数年前から、この内覧会に専門業者を伴って参加するマンション購入者が増えてきました。
特に耐震偽装問題後は飛躍的に多くなっています。
内覧会では、購入した住戸内の専用部分をはじめ、
エントランスや駐車場、駐輪場等の共用部分や共用施設等の施工状況等を確認します。
しかし、ここで確認できることは、契約図面通りに建築されているか、
そして契約図面通りの仕様・設備となっているか、さらにその施工状況に問題はないか、などです。
わざわざ専門家を伴って内覧会に行ったところで、指摘、改善できることは少ないということです。
多くの方は内覧会で初めて購入した物件を実際に見ることになるため、
部屋の広さや日当たり、眺望などについて、想像していたものと食い違い困惑することがあります。
しかし、それは専門家をしても指摘、改善できることではありません。
また、多くの方は購入したマンションが欠陥住宅でないことを確認したいため
専門家に同行を依頼しますが、
内覧会の段階で、目視しただけでは耐震偽装のような問題に気付くことはほとんどありません。
基礎や躯体、鉄筋やコンクリートなどの構造部分は壁材・床材等によって覆い隠され、
専門家といえどもなかなか確認はできないからです。
もし主要構造部分まできちんとできているか確認するとしたら、それなりの器機が必要となり、
ましてや施工の基本となる設計図や施工図に問題がないか確認するとしたなら
かなりの時間と費用を要します。
では専門家に内覧会に同行してもらう意味は全くないのでしょうか?
個人的には、どうしても心配なら保険に入るつもりで、同行してもらえばよいのではないかと思います。
ただし同行してもらったから全て安心ではなく、確認できることが限定的であることを認識すべきです。
一方、同行してもらわなくても注意深くチェックすれば事足りると思いますし、
もし内覧会で気付かなかった不具合が後日発覚しても、
定期点検やアフターサービスで、少なくとも入居から1年から2年程度は無償で直してもらえます。
つまりそれほどナーバスにならなくてもよいと思うのです。
そこで、内覧会同行サービスに5万円から10万円かけるのなら、
売買契約前に専門家に相談すべきではないかと私は思います。
売買契約の前後で、検討者から購入者へと大きく立場が変わります。
検討者はいつでも検討を中止でき、他の物件を検討したり、予算を見直したり自由にできます。
しかし、購入者は物件の引渡しを受ける義務を負い、物件価額と諸費用の支払いの義務を負います。
気が変わったり、事情があって契約を解除する際には、原則手付金を放棄しなくてはなりません。
住宅ローンの金銭消費貸借契約後や内覧会の段階で解除する場合にはさらに違約金や
原状回復費等まで負担しなくてはならなくなることもあります。
そして、新築マンションの場合、多くは実物を見ないで購入します。
かなりの想像力と観察力がないと、実際に住むことになる住戸を正確に認識することはできません。
思ったより部屋が狭い、暗い、日当たりがない、眺望がよくない、
気が付かなかったけど大きな梁があり圧迫感を感じる、キッチンの使い勝手が悪い等々・・・
内覧会でそれに気付いても後の祭りです。
返済計画についても同様です。
最近、まだまだ低い金利につられて頭金0で購入する方が大勢いらっしゃいます。
また希望的観測で、無謀な返済計画を立てる方も多いように感じます。
住み始めて支払いがきついことに気付いても、数年後住み替えたいのに売却も賃貸もできなくなっても
やはり後の祭りです。
こんなことになる前に、やはり契約前に相談すべきではないでしょうか?
内覧会よりも重要な契約前に、ぜひ家計を見直し、返済計画を見直し、
そして購入予定の物件を見直し、そしてよく観察してほしいと思います。
ところが、人生で何回とない住宅購入において、多くの人はなかなか客観的にはなれません。
よって、ここが専門家の出番というわけです。
契約前なら、相談を受けた専門家も多くの指摘ができ、また多くの改善案を提示できます。
欠陥住宅を購入しないよう心配する前に、
購入計画や返済計画に欠陥がないか注意すべきだと思います。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子