Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。前回、冬の売れ筋西向き住戸について述べましたので、
それに関連して、今回はやはり冬になると東京圏のあちこちで見られる
富士山の眺望について書いてみようと思います。
マンションの住戸を選ぶ際、日当たりはもちろんですが、眺望を気にする方が多く見られます。
確かに隣の家のきたない壁が見えるのと、都心の夜景や緑の木々が見えるのでは
当然価格が大きく異なるのですが、それに見合うだけの価値はあるように思います。
特に富士山が見えるか見えないか、また桜をはじめとした美しい緑や花が見えるか見えないか
住戸によって異なる、というような条件の物件では購入検討者を悩ませます。
いくらならその眺望に払えるか・・・と。
よって逆に住戸ごとの価格を決める際には販売会社と売主をも悩ませることになります。
つまり、「富士山が見える住戸は見えない住戸よりいくら高くてもよいか?」
もっと端的にいうと「富士山(の眺望)はいくらか?」ということです。
各販売会社によって、価格を決める際の指標のようなものがあり、
例えば北向きを1ポイントとした時、東・西・南の各向きは何ポイントかとか、
角住戸だから何ポイントアップとか、自転車置き場が玄関の目の前だから何ポイントダウンとか・・・。
でも富士山が見えるから何ポイントとか、
桜が見えるから何ポイントという指標は聞いたことがありません。
これらはやはりかなり主観的な要素だからなのでしょう。
例えば高所恐怖症で富士山が見えるようなところでは落ち着かないとか、
毛虫が嫌いなので、桜の木が目の前の住戸はいやだとか、
人には様々な事情があり、眺望という要素は絶対的な価値ではないからなのかもしれません。
しかも、東京圏で富士山の眺望が見えるのは冬の晴れた日か台風一過の晴れた日のみ、
桜も3月下旬から4月上旬までのほんの2週間足らずです。
そんな1年のうちの何日かの眺望の価値はやはりかなり値付けしにくいものです。
しかしそれでもこれらの眺望はほとんどの物件で価格に反映されています。
物件により、またその見え方により価格は当然様々ですが。
もし検討している物件でこのような条件があったら、その価格がいくらか調べて、
その価値があるか自分なりに考えてみてはいかがでしょう。
私は個人的にはそのての価値にお金を払ってしまうタイプです。
正面に富士山が見えたら100万円くらい予算アップしてしまうかもしれません。
余談ですが、以前販売を担当した物件から東京タワーが正面に見える住戸があったのですが、
かなり遠かったので、価格には反映しませんでした。
しかし、その住戸を購入した老夫婦はこんなことを言っていました。
「この住戸を購入した大きなポイントは二人の思い出の東京タワーが毎日見られるから。」
なんとこの二人は東京タワーが建設された当時、タワーの中で働いていて出会ったそうです。
お子様も独立し、仕事もリタイヤ、これから夫婦二人で悠々自適な毎日を過ごす終の棲家で
毎日二人の出会いの場である東京タワーを眺めながら暮らせる幸せを感じるなんてステキですね。
そんな眺望の価値には値段は関係ありませんね。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子