Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。今回は若者、特に10代・20代に人気のある『住みたい街』中野をご紹介します。
中野といえば「中野サンプラザ」くらいしか思い当たらないような
既に10代・20代からは遠く離れた私にとって、なぜ中野が住みたい街なのか正直わかりませんでした。
確かにビッグターミナル新宿に隣接し、充実した商店街が多く存在するなど、
人気を裏付ける要素があります。
しかし、同じ要件の街は他にも多く、なぜ同じ沿線の東中野や高円寺、阿佐ヶ谷ではなく中野なのか、
その理由は中野に降り立ってもすぐには解明できずにいました。
中野は芸人の街とよく言われます。
「中野サンプラザ」をはじめ、「なかのZERO」や「中野芸能小劇場」などの
芸術、文化施設が多いせいか、昔から多くの芸人が住んでいたようです。
最近の話題では、昨年の年末に無くなった芸人、カンニングの中島さんが
中野の惣菜店で働いていたことが報道され、「芸人の街=中野」を再確認しました。
新宿に近いわりには単身者向けの賃貸物件の賃料相場が比較的安く、
定食屋や飲み屋も多いため、今でも多くの芸人やその卵が住んでいることでしょう。
しばらく中野の街を歩き回った挙句、
最後にメインストリートともいえる「サンモール」を北に向かうと、
なぜ中野が若者に人気があるのか、
そしてなぜ同様の他の街ではなく中野なのか、の答えにたどり着きました。
「中野ブロードウェイ」です。
「中野ブロードウェイ」はその名称からも想像できるように、
アメリカのショッピングモールをイメージして1966年に建てられた住宅兼商業施設です。
地下1階から4階までは大小さまざまな店舗がひしめき合う商業施設、
5階から10階までは住宅となっており、
その住宅部分には、昔、青島幸男前東京都知事や沢田研二さんが住んでいたことでも有名です。
既に築40年を迎え、 そろそろ建替えが検討されてもおかしくない古い建物ですが、
中央に吹き抜けを設け、その吹き抜けに数箇所渡り廊下を配する構造は
完成当初はかなり斬新な建物であったことをうかがわせます。
そして最も驚いたことは、入居している店舗の種類の多さです。
スーパーや雑貨店、本屋や婦人服を扱うお店など、どこの商店街でもみかける店舗のほか、
アニメやアイドル、おもちゃや漫画等、ある種特殊なニーズに対応する店舗が、
それもかなりバラエティに富んだ品揃えで存在しているのです。
マニアックで、オタクのにおいのするお店も多く、ショーウインドウを覗きながら歩き回るだけでも
かなり楽しめる商店街でした。
同じオタクの集まる場所でも、秋葉原とはまたちょっと雰囲気が異なります。
少しノスタルジアをおぼえるのは、この建物の古さと独特の雰囲気のせいでしょうか。
そしてこれこそが、他の街にはない中野の魅力なのだと思います。
この充実した北口の商店街のほかに、「中野サンプラザ」があり、またその周辺には
区役所をはじめ、税務署や法務局の出張所等があり、オフィス街の趣もあります。
最近の再開発で、タワービルも出来上がり、
以前警察学校のあった場所には現在警察病院が建設中です。
街路樹も整備され、今後さらに整然とした街並みが期待できそうです。
一方、南口にも商店街が発達しており、またファッションビル丸井の第1号店もあります。
そのことからも中野はまるで「ミニ新宿」のようでもあります。
中野で住宅を購入すると、かなり高額となるうえ、広さもあまり期待できません。
やはりこの街は交通利便性と買物利便性を追及する、ちょっとマニアックな単身者にとって
魅力がある街なのかもしれません。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子