Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。今日はクリスマス。そこでこのクリスマス気分の味わえる並木道ということで、
8年ぶりにイルミネーションが復活した表参道を訪れました。
表参道は明治神宮原宿口から青山通りの表参道交差点までの約1kmのケヤキ並木。
沿道に立ち並ぶおしゃれなショップもさることながら、この並木道をここまで美しくしているのは
この道が緩やかな坂道になっていることではないかと思います。
明治神宮から表参道交差点に向かって坂を下っていくと、左側に表参道ヒルズが見えてきます。
この表参道ヒルズの手前、ちょうどラルフローレンのショップのあるあたりが一番低く、
表参道交差点までまた緩やかに登り坂となります。
この勾配のおかげで、表参道をどちらから歩いていっても、人通りと並木が少し高い目線で見渡せ、
奥行感がとても美しい並木道なのです。
復活したイルミネーションはこれまでの印象をかなり覆すものでした。
それは「アカリウム」と名づけられ、もはやイルミネーションではなく、むしろ「灯篭」のようです。
表参道は明治神宮に続く参道であることを意識し、和風に仕上げた光のイベントとのことですが、
おかげでクリスマスイルミネーションをイメージして訪れた私は、正直少しがっかりしてしまいました。
街全体が以前のイルミネーションに比べてかなり暗く落ち着いた感じで、
クリスマスというよりは大晦日の夜に行く初詣のような気分にさせられます。
下は表参道ヒルズ付近の写真です。
表参道と言えば、今年「表参道ヒルズ」がオープンしました。
築約80年の同潤会青山アパートの老朽化に伴い生まれ変わった住宅兼商業施設ですが、
実はこれにも正直がっかりさせられました。
表参道ヒルズの前身、同潤会青山アパートはマンションのさきがけ、
現存したマンションのご先祖様のようでした。
そのためマンションの販売をするにあたってよく話題にしたものです。
例えば、当時の建築技術でも築約80年経ってもしっかり建っていること、
表参道に面している住宅のほとんどがリフォームによりステキなショップに生まれ変わっていること、
また、まさに参道に面した住宅のため、景観を重視し、
窓先に洗濯物や布団を干さないような規則があり、それがきちんと守られていたこと、
そして建物の修繕をはじめとした管理体制がしっかりしていたことなど
管理の重要性を説くお手本でもありました。
しかし新しく生まれ変わったマンションのさきがけは、ただの今どきのファッションビルでしかなく、
マンションのお手本としての役割はもう担えないように思いました。
建物の高さを前面のケヤキ並木の高さに制限したり、表参道の自然な坂の勾配を利用したり
様々な工夫やこだわりを見せてはいるものの、全体としての印象はありふれた平凡なものでした。
また、表参道では先日、古い民家の火事があり、数十台の消防車が駆けつける騒ぎがありました。
民家は表参道から数十メートル裏手の細い路地にあったため、消火活動は難航したようです。
古くても凛として存在感のあった同潤会アパートや、
樹木を傷めるかもしれませんが、華やかだったイルミネーションはとても魅力的でしたが、
やはり多数の人命や環境を守り、美しいケヤキ並木を今後も次世代に受け継いでいくには
こうした防災や環境に配慮した取り組みを優先していかなくてはならないのかもしれません。
景観と機能性、なかなか相容れない2つをうまく融合した街づくりを表参道にも期待したいものです。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子