Life&HomeSolusionは皆様の住宅購入のアドバイザーです。前回に続けて私の大好きな「並木道を歩く」の第2回は大宮です。
大宮の並木道はケヤキ並木。
ケヤキは街路樹としてはメジャーな樹木ですが、
いわゆる「並木道」と「街路樹」との違いを教えてくれたのがこの大宮のケヤキ並木です。
2001年5月、大宮、与野、浦和市が合併し、さいたま市が誕生しました。
そして2003年4月、さいたま市は105万の人口を抱える
日本で13番目の政令指定都市となりました。
合併に先駆けて完成した隣駅「さいたま新都心」はまるで未来都市。
現代社会を象徴するかのように天高く突き刺さる電波塔と独特な建物のレイアウトで成り立つこの街は、幼い頃思い描いた未来よりもずっとエキサイティングな光景を創り出しています。
メタリックな建造物とそれをとりまく緑の演出、
そしてその街の脇をスーパー新幹線MAXが走り抜ける。
そこに集う子供たちの未来にちょっと思いをはせる、そんな街です。
しかし、そんなさいたま新都心の中でひときわ目立つ「さいたまスーパーアリーナ」を横目に
線路を渡ると、驚くほど時代錯誤と思える大きな赤い鳥居が迎えてくれます。
一説には2400年ともいわれる長い歴史を誇る氷川神社につながる参道の入口です。
参道の並木はさいたま市の天然記念物にも指定されている古い大木であり、
一気に訪れる者を江戸時代へといざないます。
その参道を約2km、けやきのトンネルが続きます。
ほんのさっきまで新幹線が走っていたのがうそのようです。
神社の境内をはいると、この神社ができたとされる弥生時代までの想像には及ばないにしても、
江戸時代の大名行列の姿は想像に難くない感じがします。
大宮は2000年という気の遠くなるような時間を、一気にタイムトリップするような街なのです。
氷川の杜と未来都市。悠久の佇まいと先進性。
もっとくだけた言い方をすると、鎌倉とお台場が隣り合わせの街、それが大宮なのです。
さいたま新都心のような未来都市は、今後もどこかの街にできていくでしょう。
しかし、2000年以上の歴史と、樹齢数百年の並木道は新しく生まれることはありません。
古くから人々の信仰を集めてきた神社の門前町大宮は類稀なる都市なのです。
氷川神社の境内の奥には、
明治18年埼玉県初の県営公園として誕生した大宮公園が広がっています。
約35haの広大な敷地には、ソメイヨシノを中心に1,200本もの桜が広がり、
「日本桜名所100選」にも指定されているお花見の名所です。
桜だけではありません。大宮公園には圧倒されるほどの緑があります。
晴れた日には思いっきり深呼吸したい、そして四季を感じたい、そんな公園なのです。
また、大宮公園には大宮第二・第三公園があり、
3つ合わせて68haと上野公園や代々木公園の約1.3倍の広さがあります。
敷地内には野球場、サッカー場、競輪場やテニスコートなどのスポーツ施設が充実していて、
市民の憩いの場となっています。
芝生の緑がまぶしい広大な広場で、キャッチボールを楽しむ親子が、
それはそれはうらやましく見える、そんな公園でもあります。
大宮は氷川神社の門前町として栄えたのち、中山道の宿場町として活気を増したそうです。
大宮駅東口の繁華街の中を行く、今は「旧中山道」と呼ばれるこの道は江戸時代、
東海道とともに江戸と京都を結ぶ重要な街道でした。
当初中山道は氷川参道を兼ねていましたが、通行量が増えたことから、
1628年に今の旧中山道の位置に移され、その際道沿いに宿場ができたのが大宮宿の始まりでした。それから約400年、今の大宮駅東口の繁華街へと発展してきたわけです。
中山道に面する、間口が小さくて、奥行きの長い土地区画が今に伝わる当時の名残ですが、
それが今では小路の両脇に飲食店などがひしめく独特の商店街を形成し、
妙にノスタルジックな気分にさせられます。
そんな東口のまさに「なんでもある」繁華街は江戸時代から続く賑わいを今日も見せています。
「ローマは1日にして成らず」なのです。
Life & Home Solusion 代表 西澤 京子